ターゲットとすべき三種類のクライアント

まだ会社化はしていませんが、最近自分で小規模なビジネスを立ち上げました。
コンサルタントとしての業務もあるので片手間感は否めませんが、非常に刺激になることが多いです。
その中で最も頭を悩ませるのは顧客の集め方。
いいものを提供できる自信はあっても、人を集めるのは難しい。
そのようなときに、指針となりうる本を友人から勧められました
参考になるところは多々あったのですが、今回は顧客についての記述を中心にご紹介します。「顧客を連れてくる、影響力のある顧客は誰か」という章です。


1、見込客から憧れている人

トレンドのリーダー、または業界リーダーを顧客にすると、その後の営業展開が非常にスムーズになる。とくに新規事業を開始する際には、それだけで立ち上げ期間を大幅に短縮するので、お金を払ってでも顧客になってもらった方が良い。(中略)人が憧れる職業についている有名人を顧客にすると、それだけで競争力となる。もちろんその効果があるため、大企業は何億円も支払って芸能人を使った広告をするのである。しかし普通規模の会社はそれだけの資金がない。どうすればいいか?
実は、いい方法がある。
隣の有名人を作るのである。重要なのはプロデュース力である。

これは面白い発想です。
有名人や実力者に使ってもらえば売り上げが上がるのは当然ですが、なかなかそのような人とのコネクションを作るのは難しい。だったら作ってしまえ!!ということですね。考えてみれば、さまざまな就職活動団体も「○○内定者続出!」などある種の有名人を使った広報をしています。AKBのような超有名人やグループに自社の製品を使ってもらうのは難しくても、そこそこ有名なお医者さんや弁護士さんを顧客にするのはあまり難しくありません。売るのは難しくても、タダであげて感想を貰えばいいだけです。それで集客はどんどん楽になります。


2、しゃべる職業にある人、しゃべる時間のある人

しゃべる職業についている人は、仕事をしている間にも、あなたの商品の営業をしてくれることになる。常に新しい情報を探しているし、発信力が違うので、あなたにとって素晴らしい顧客になる。例えば、コンサルタントのような職業である。インターネット・ブームの初期、電子商店で買い物をする顧客リストの中には、多くのインターネット・コンサルタントが含まれていた。コンサルタントの先生方はインターネットの最新動向について書くために、電子商店で商品を買い、さらにその店を新聞・雑誌等で宣伝することになった。このような顧客をもつと、次から次へと新規顧客が集まることになる。

これは少々古いコンサルタント像のような気がします。笑
独立したコンサルタントならいざ知らず、ファームに属するコンサルタントはそこまで人前でしゃべる機会はありませんからね。
とにかく、発信力のある人に使ってもらうのは非常に大事なことです。
しかし、それ以上に大事なことは自らの発信力を最大限に高めていくことです。
私も発信力を身につけ、いろいろらくーにこなしていきたいなと考えています。


3、データベースを持っている人

定期的に情報を発信していると、その情報の発信者は信頼が高まり、周囲に対する影響力が強まることが多い。マスコミではないので、発信できる人数は限られるが、すでにヴァーチャル・コミュニティ化しているところもあり、通常のメディアとは比較にならないほど反応が高い。

ブログの更新頻度が高い人やメルマガを発行する人は、規模の大小にかかわらず貴重です。顔を見たことはなくても、常に情報を発信していると知り合いのような気になり、その人からのススメならいってみよう!と思えるものです。そのような友人をたくさん作り、自らのモノ・サービスを宣伝してもらうのは確かにおすすめな方法です。
私も不定期ですが、積極的にブログを更新していこうと考えています。
私を知り合いのように思えるぐらいに。笑
ぜひツイッター等々でお話いたしましょう。